今回は私がデザインに携わっている中で思わず「へぇー!」と声を上げたデザインについての豆知識を、一部ご紹介します。
諸説あるものや、正確ではないものもあるかもしれませんが、軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。
トラックの側面の文字はなぜ右から読む?
こういうの見たことありますよね?
よくトラックのドアに書いてある企業の車なんかもそうですよね。
実はこれ、車の対向車から読みやすくしたものだそうです。
日本の車は左車線なので、対向車は右側から来ます。
そのため、運転席から見て車の右側に貼ってある文字が逆になっています。
進行方向から文字を書いていれば、走行中の対抗車からみると、すれ違いざまに流れて見えるのです。
古い看板はなぜ右から読む?
これは車とは意味が違うようです。
諸説あるようですが「縦書き」との事です。
というより、横に日本語を書くという概念が無かったのです。
国語の教科書や小説を思い浮かべてください。
基本的に右から左の行に読んで進めます。
看板などでは、ひとつの文字を大きく表記したい!
そのため「日本語は縦に書くと右からだから、一文字ずつにしても右からが自然だ!」
と考えたかは分かりませんが、そういった事のようです。
お年寄りは英語の事を「横文字」なんて言うことがありますよね。
日本語は横に書くという概念が無かった事が由来のようです。
隠された意味があるデザイン
iPhoneで一般層にも広く手に渡る事になったApple製品ですがそのロゴなどは黄金比である1:1.61が多用されています。
ロブ・ジャノフさんという方がデザインしたこのAppleロゴですが、このような計算の中デザインされています。
しかも提案数は欠けた部分あり・なしの2点のみで、かじられたデザインにしたのは、さくらんぼに間違われないようにとのこと。
これはデザイナーにとっては非常に勉強になります。
さくらんぼは小さいのでかじったらあの角度で歯型は付きません。
それに一工夫くぼみを入れることで、シンプルに「りんご」と認識することが出来ます。
大企業のロゴがシンプルなのにも理由があります。
シンプルではなくグラデーションや色の組み合わせ等があるものは、時代の流れとともに廃れていきます。
それを感じさせないのが理由です。
子供の頃から見慣れている記号化されたシンプルなロゴは、刷り込み効果で信頼感を感じるものです。
それに、その企業の展開が変わっても、様々な形態や世界観にも違和感無くロゴを収める事が出来ます。
ですがそのようなロゴも時代によってマイナーチェンジを沢山繰り返し、より洗練されていくという印象はあります。
「トイザラス」
Rが逆なのは理由があるそうです。
アルファベットを覚えたての子供はRを逆に書いてしまうという事がよく起きるそうで、それを表現しているとの事です。
ちなみに日本語では「トイザらス」と、らがひらがなになってます。
「キリン」
キリンの中には本当にキリンと書いてある部分がある。
おつですよね。
「Fedex」
EとXの狭間が→になっていて。宅急便の「スピード」や「正確さ」を表現しています。
しかもこのlogoは、皆がこの隠された意味を噂することまで想定した戦略だそうです。
他にも沢山ありますので、また紹介していきたいと思います。
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